自然保護を考える

身近な自然保護を考える

自然保護が叫ばれていますが、ちょっと広いエリアでピンときません。まして、こんな田舎に住んでいると「排ガス問題」やら「ゴミ問題」なんかにも感覚がついていけないのが現状。

家庭ゴミは庭の焼却炉で燃やしてしまう人もいるし、農業で生計を支えている人は農薬も必需品。道や車が無ければ身動きが取れない生活。

地球規模で考えなくてはいけないことなんでしょうが、私は素人なので多くを語ることができません。しかし、ここ20年、環境は目に見える程確実に変化していて「これからどうなるのか?」と考えさせられてしまいます。

生物の変化

私が小さかった頃は
   ・ゲンジボタル
   ・アカハライモリ
   ・サワガニ
がたくさんいました。
その後あっという間に数が減り、一時見ることのできなくなったものもあります。
温暖化の影響なのか、農薬の影響なのかはわかりませんが、最近では、農薬によるミツバチへの危害を減らすために国も動き始めています。

20年位前、裏山に高速道路が開通しました。当時地元では「山が高く売れる」と大喜びで、相場20万円だった山が700万円で売られたと言う話を聞いています。のちに外国人労働者も入って3交代の工事が始まり、ダンプの騒音はひどいものでした。

さらに、下に流れる川は灰色の水が流れ、たった1年でイワナは姿を消してしまいました。

地球温暖化?

とにかく「雪」が少ない。
雪国で生活する私たちにとって少ないことに不便はしないが、少なすぎるように思います。最近ではまともに大きなカマクラが作れません。
日の出とともに見られたダイヤモンドダストも幻となったのでしょうか?

体の変化

は症状がありませんが、近所の人も会社の人も杉花粉で大変。
無花粉の杉が登場し、林野庁が普及を検討しているようですが、本来杉が悪いのでしょうか?
無花粉だからと言って全てを無花粉杉に変えるのも疑問に思います。

身近にある自然を崩さないためにも、もっと気を付けなければいけないのは我々田舎に住む者なのでしょう。しかし、これから人は自然を保護出来るのでしょうか?

人が自然を守れるだけの力があるかどうかは別として、自然が人を保護出来なくなったとき、人を含む生物に変化が現れるのは間違いないでしょう。

自然から守られてきた私たちが、ちょっとでも恩返しが出来るのならば、難しいことより簡単に出来る身近なところに気をつけていきたい。